学習塾講師の教える受験勉強で大切なこと

中学生の日常学習・各種テスト対策・高校受験対策の指導からスタートし、現在では高校生の日常学習・各種試験対策・大学受験対策の学習指導も行っている塾講師の方に、受験勉強で大切なこと
について聞いてみました。
指導した学生だけでなく、ご自身も複数回大学受験に成功するなど様々な意味で受験経験は豊富にある先生だからこそ見えた受験勉強で大切なこととは何なんでしょうか?

志望したのは北海道大学

自分が希望したのは地域で一番名の知れた大学であったことと、その土地に住んで暮らしていればどこかで一度は「入れるものなら入ってみたい」と思える大学である北海道大学でした。
そして自分自身がその学校を狙えるような環境にいることができたということも大きな理由でした。

あとは、多数の学部学科を抱えた大学ということもあったので、学問として色々な分野の話が聞けそうだったということと、それに伴って色々な方たちと広い範囲で交流できそうだということが非常に魅力的に思えたということもあります。
もちろん地元としての地理的なメリット(自宅から通えるといった通学環境)も結果としてありますが。

北大はそのキャンパス内が観光地となるほどの恵まれた環境にあります。
学生生活を送るにはとてもよい環境だと思いますよ。

受験で大切なことは受け身にならないこと。

学校でも予備校でも素晴らしい授業をしてくれる先生がたくさんいますけれども、授業を受けた・聴いただけではその場はわかったように思えるかもしれないけれども、それで入試問題が解けるようになるかといえば…どうだろうか。
少なくとも私はダメだった経験の持ち主です。

インプットだけではなくアウトプットのトレーニングも必要。
自ら動いてたくさんの問題を解いていくことも大切なことであると思います。

そうしていく中で今度は授業の活用の仕方というものが見えてくるのだと思います。
惰性で授業を受け続けるだけではその場の満足度は大きいかもしれませんが、最後の入試直前期になって過去問やらを解き始めるようになると泣きそうになります。

当時は不合格。そこから見えた大切なこととは

現役生のときは不合格。
浪人しても不合格でした。
受け身に徹してアウトプットトレーニングを行っていなかったことが原因です。

結局滑り止めで受験していた大学へ受かって、そこに進学することになりましたが編入学という形で志望していたところに入り直すことができました。

また、卒業してからも別の分野に挑戦してみたくなり、北大を再受験しています。
これまでの経験を踏まえて、こちらの方は一発合格を果たすことができました。

たくさん説いて授業で解消する良い流れを作り出すことが大切

先にも書きましたが、受験対策というのはインプット面も大事なのですが、アウトプット面のトレーニングも必要です。
自ら動いてたくさんの問題を解いていくことも大切なのだと思います。
問題練習、問題を解くことを嫌がってはいけないのです。
問題を解くことで見えてくることはいっぱいあります。

受け身に徹して授業を聴いただけでは、わかった気になるだけで、本当の自分の実力は計れません。
問題を解くことで自分の実力、ひいては自分に不足している事項がわかるでしょう。

今度はそれを授業で解消する、そういったよい流れを作り出すことができれば自然と結果はついてくると思うのです。